出産祝いで何を送るか悩んだことはありませんか?
せっかくならかわいい子供服をプレゼントしたい!という声を多く聞きます。
今回は出産祝いでベビー服・子供服を送る際に気を付けたいサイズや注意点について解説します。
目次
出産祝いで贈るベビー服の注意点とは
親族や友人への出産祝いを贈るとき、サイズやデザインを選ぶのに頭を抱える人も多いのではないでしょうか。相手に喜んでもらえる出産祝いのベビー服は、選び方にコツがあります。デザインだけでなく素材や機能性などさまざまな面から選ぶのがおすすめです。
この記事では、出産祝いで贈るベビー服について、サイズ選びやチョイスのコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
出産祝いの相場
最初に押さえておきたいのは、出産祝いの相場です。出産祝いは高額すぎると相手に気を使わせてしまい、安すぎると失礼な印象を与えてしまうこともあります。相場を把握して、関係性に応じた金額にするのが良いでしょう。
兄妹・姉妹の場合 1~5万円
息子・娘の場合 5~10万円
親戚の場合 1~3万円
友人・知人の場合 3,000~1万円
先輩・上司の場合 5,000~1万円
同僚・後輩・部下の場合 1,000~5,000円
一般的な相場価格は上記のようになりますが、親族間の相場においては注意が必要です。親族間では「お祝いは〇円にする」「お祝い返しはお互いしない」など、独自のルールが存在することもあります。親戚などに赤ちゃんが生まれた場合には、一度ご両親や他の親族に確認しておくとよいでしょう。
友達間で出産祝いを贈る場合、複数人でお金を出し合うケースも珍しくありません。この場合トータルで1~3万円くらいになるよう割り勘にするのが相場です。複数人でお金を出し合うため、やや高額なものでも相手も気兼ねせず、受け取ってもらいやすくなります。
出産祝いで喜ばれるベビー服のサイズと選び方
デザインのかわいいベビー服も魅力的ですが、使い勝手の良いものや赤ちゃんの成長に合ったものを選ぶのがよいでしょう。喜ばれる出産祝いを選ぶには、適切なサイズの選定とポイントを押さえた選び方が重要です。
続いては出産祝いで喜ばれるベビー服のサイズと選び方を紹介します。
ベビー服のサイズ
まずは、ベビー服のサイズと一般的な月齢目安を確認しましょう。赤ちゃんにも個人差があり、出生体重や成長スピードにも違いがあるため、必ずしもこのとおりというわけではありません。ある程度の目安としながら、贈る時期の赤ちゃんの月齢に合わせてサイズを選びましょう。
・月齢目安0~3カ月
日本:60cm
アメリカ:3m
UK:0~3m
欧州:56-62
選ぶポイント:オムツを替えやすいドレスタイプのカバーオールなど
・月齢目安3~6カ月
日本:60 ~70 cm
アメリカ:6m
UK:6m
欧州:62~68
選ぶポイント:動く赤ちゃんにも着せやすいコンビやロンパースなど
・月齢目安6~9カ月
日本:70cm
アメリカ:9m
UK:9m
欧州:63-74
選ぶポイント:上下セパレートタイプを選んでもよい
・月齢目安9~12カ月
日本:70 ~80 cm
アメリカ:12m
UK:12m
欧州:74-80
選ぶポイント:動きやすく伸縮性の良いセパレートタイプなど
・月齢目安18~24カ月
日本:80㎝
アメリカ:12~24m
UK:12-24m
欧州:86-92
選ぶポイント:動きが活発になるのでツナギタイプが着せにくい。セパレートがよい
ちなみに、海外ブランドの製品を選ぶ場合、日本製品とサイズ表記が異なるので注意してください。海外ブランドではサイズ表記を赤ちゃんの月齢で示していることが多いです。例えば「6M」と表記されている場合、「月齢6ヵ月(6month)の赤ちゃんに適したサイズ」となります。
また、海外サイズはその国の平均的な赤ちゃんの身長などを元にサイズを設定しているため、日本人の赤ちゃんとはサイズ感が異なる場合もあります。
同じサイズであってもブランドによってサイズに違いがでることも多いので、口コミなどを参考にサイズ選びをしてみると良いでしょう。
1歳前後に着られるサイズが喜ばれる
出産祝いでベビー服を選ぶときは、すぐに使ってもらえるようにと小さいサイズを選ぶ人も少なくありません。しかし、赤ちゃんの成長は早いため、50~60サイズのベビー服は比較的早くサイズアウトしてしまいます。
出産祝いで贈るベビー服は、80cm前後のサイズを選んでみてください。80cm位のベビー服は、半年から1年くらい着ることができます。この時期の赤ちゃんは離乳食などで服を汚しれやすく次から次へと着替えをするため、80cmの服は多くて困ることはないでしょう。
お出かけも増える時期なので、ファッションを楽しむ上でも最適なサイズです。また、産後のママは、慌ただしい毎日で新しい服を買いに行く余裕もあまりないため、「出産祝いでもらったベビー服を出そう」と役立ててもらえるでしょう。
肌に優しい素材を選ぶ
赤ちゃんにとって服の素材は何より先に確認しておきたいポイントです。デリケートな赤ちゃんの肌は、着る季節に適した、肌に優しい素材の服を選んであげましょう。
綿
肌に優しく、吸水性も高いことからベビー服で多く使われている素材です。赤ちゃんは汗をかきやすく、そのままにしておくと肌がかぶれたり、体が冷えてしまったりする原因になります。
汗をしっかり吸ってくれる綿は、赤ちゃんの肌にぴったりです。オーガニック製品などを選ぶと、より安心感があるでしょう。
フライス
リブ編みで伸縮性が高いため、肌着などによく使われる素材です。動きやすく赤ちゃんも心地よく身に着けることができるため、フライスの肌着ならどの季節でも使えます。
通気性が良いため、肌着以外でも夏の洋服にぴったりな素材です。
スムース
両面リブ編みになっているため厚みがあり、ふわふわとした柔らかな手触りが特徴的な素材です。秋冬用の肌着によく用いられる素材で、気温が不安定で体温調節の難しい時期にも適しています。
天竺
平編みでサラっとした涼やかな触感が特徴の素材です。大人用のTシャツなどにもよく使われ、薄手で通気性がよいため夏服に適しています。
キルトニット
キルトニットは、生地の間に綿が入っているニット素材です。保温性が高くしっかりした素材なので、冬のパジャマやアウターなどに適しています。ふわふわで軽いため、少々厚手でも赤ちゃんの負担にならずに着せることができるでしょう。
着る季節に合ったベビー服を選ぶ
出産祝いとしてベビー服を贈る場合は80cm前後のサイズがよいと紹介しましたが、80cmであればどのようなものでも良いわけではありません。
出産祝いとして贈るなら、赤ちゃんが80cmになる頃の季節感を考えたベビー服を選ぶ必要があります。80cmは赤ちゃんが1歳を迎える頃の平均的なサイズです。そのため、生まれた月の季節感を意識したベビー服を選ぶのがよいでしょう。
夏生まれなら半袖、冬生まれなら長袖やアウターなどもおすすめです。特に、冬服は厚手の素材が多いため、乾きやすさも考えて服を選ぶと贈る相手により喜んでもらえるのではないでしょうか。
複数着贈るならコーディネートが完成した状態で
予算によっては、ベビー服を数点贈るのもおすすめです。特に、トータルコーディネートが出来上がっているものは、贈り物として喜ばれやすいでしょう。
上下のセットアップと帽子、靴下など、一式そろっていると「1年後にこの服を着るのが楽しみ」と思ってもらいやすいです。Tシャツやトレーナーだけ、パンツだけを複数着選ぶのも良いですが、相手との趣味が合わないと「この服に合わせるものがないな」と困ってしまうこともあります。トータルコーディネートならこういった心配もありません。
赤ちゃんの身長体重や成長スピードには個人差があります。そのため、贈ったベビー服のサイズが合わないまま季節が過ぎてしまうと、ほとんど使われることなくサイズアウトしてしまう可能性もあるでしょう。
また、肌が敏感な赤ちゃんだと素材によっては着られない服もあります。そこで、おすすめなのがサイズの心配がないアイテムの出産祝いです。ベビー服以外にも、出産祝いで喜ばれるものはたくさんあります。
帽子
赤ちゃんにとって強すぎる日差しは、肌を傷めたり熱射病のリスクがあったりする危険なものです。また、万が一どこかにぶつけたときのことも考え、頭を守るためにも帽子を被せてあげたい人も多いでしょう。帽子は赤ちゃんにとって必需アイテムでもあります。
赤ちゃんは汗で帽子を汚しやすいため、洗い替えが必要です。そのため、たとえ他の人の出産祝いと被ってしまっても重宝してもらえます。
さらに、伸縮性のある素材の帽子を選べば、ベビー服よりもサイズを気にせず選べます。ただし、ニット帽や麦わら帽子など限られた季節に使用するものは、贈る時期やサイズを考えて選びましょう。
月齢 サイズの目安
0~3ヵ月 40~42cm
3~6ヵ月 42~44cm
6~12ヵ月 44~46cm
12~18ヵ月 46~48cm
18~24ヵ月 48~50cm
ポンチョ
ポンチョは袖を通さずサッと着られるため、それほどサイズを気にせず選ぶことができます。首元を留めるだけなので、抱っこ紐で抱いている赤ちゃんにも着せられて便利です。
かわいいデザインや個性的なものも多いので、選ぶ楽しみもあるでしょう。ポンチョは防寒着として使うものが多いので、素材や機能を重視して保温性の高いものを選ぶのがおすすめです。
また、最近はアウトドアなどの際に紫外線を防げて便利なサマーポンチョも販売されています。サマーポンチョは通気性が良く、UVカット加工がされているものなどを選ぶのがおすすめです。
靴下
赤ちゃんは歩けるようになるまで、裸足や靴下の状態で外出することが多いものです。そのため、汚したりなくしたりしてしまうこともあり、靴下は消費が激しいアイテムといえます。
そのため、出産祝いとしてかわいい靴下をたくさん贈ると、とても喜んでもらえるでしょう。バリエーションが豊富な程、手持ちの服とコーディネートしやすくなります。
靴下を選ぶときには、締め付けの強すぎないものや肌に優しい素材のものを選ぶのがおすすめです。
名入りグッズ
赤ちゃんの名前を事前に聞いているなら、ガーゼやタオル、スタイなどの必需品に名前を入れて贈るのもおすすめです。同じアイテムでも名前が入っているだけで、パパやママには特別なアイテムに感じられます。
産休を取得している方など、赤ちゃんが今後保育園に入園する予定がある場合、すべての持ち物に記名が求められるので名入れグッズは特に喜ばれるでしょう。
ギフトカタログ
自分の選んだものが相手の好みに合うか心配な人は、ギフトカタログを贈るのも良いでしょう。ギフトカタログにはさまざまな種類があり、中にはベビー服や離乳食用の食器など育児グッズが充実したカタログもあります。
もちろん、育児グッズにこだわる必要はありません。家事代行を選べるものやグルメ・体験カタログなど、出産をがんばったママをねぎらうようなカタログも喜ばれます。
ママグッズ
出産祝いといえば、赤ちゃんに向けたアイテムや育児グッズを贈るケースが多いですが、親交の深い相手や友人に向けるなら、ママが喜ぶものを選ぶのもおすすめです。リラックスできるバスボムやスキンケアグッズなど、赤ちゃんの育児をがんばるママがリラックスできるようなものを選んでみてください。
現金・商品券
出産祝いを贈るにあたり、相手が好きなものを選んだり、これからの生活の足しにしたりして欲しい場合は現金や商品券で贈るとよいでしょう。
現金や商品券だとあじけないように感じるかもしれませんが、使い勝手がよく受け取った側にはありがたい贈り物です。ただし、上司や先輩など目上の方に贈ると失礼にあたるため注意してください。
2人目以降の場合は上の子にも配慮しよう
出産祝いを選ぶ際、主役はママや新しく生まれた赤ちゃんかもしれません。しかし、赤ちゃんが2人目以降の場合は、他の兄弟にも配慮してあげてはいかがでしょうか。
ある程度大きくなった子どもでも、赤ちゃんにばかりプレゼントが贈られると何だか寂しくなってしまいます。小さな子どもなら「自分も欲しい」と泣いてしまうこともあるかもしれません。
新しく生まれた赤ちゃんとともに、新しくお兄ちゃんお姉ちゃんになった上の子への贈り物を添えてあげると、子どもだけでなくママやパパもうれしく思ってくれるでしょう。
おそろいの洋服やグッズ、上の子用のちょっとした玩具や絵本などを添えてみてください。
出産祝いを贈る時期
出産祝いは、赤ちゃんとママの退院後2~3週間の間に贈るのがベストです。お宮参りが終わった頃に、お祝い返しをまとめて用意する人が多いので、その時期までに贈れると良いでしょう。
産後はママの体調に配慮し、基本的には郵送で贈るようにしましょう。その際は、里帰りしていないかなど事前に確認します。里帰り先か自宅、どちらに郵送する方が良いのか本人に聞けるようであれば訪ねてみるのもおすすめです。
直接会って渡す際には、相手の都合や体調に配慮してください。訪問時間を短くしておくのもマナーです。
赤ちゃんが生まれたことを後から知ってお祝いを贈る際には、知ってから1カ月以内を目安にして出産祝いを贈ります。遅くなってことをお詫びするメッセージを添えると気持ちが伝わりやすくなるのでおすすめです。
まとめ
出産祝いでベビー服を贈るときは、出産祝いの相場費用を参考に、ベビー服ではサイズ、季節、素材を特に注意して選ぶのが良いでしょう。
出産祝いは赤ちゃんの誕生と出産をがんばったママをねぎらう気持ちのこもったものです。どのようなものなら相手に喜んでもらえるのか考え、楽しみながら出産祝い選びをしてみてください。